3日チンパンジー

3日坊主ならぬ、3日チンパンジーのブログです。また何日か後には一切更新されなくなるかもしれませんが、それもまたご愛嬌…。

人間の子もチンパン




こんばんは。続きを書くとなると、ネタを考えないで済むのでいいですね。何か短編の物語とかを綴るといいのかもしれません。もしかしたら、直木賞とか受賞しちゃうかも…?!



さて、今日は弟が高校に入学してからの話をしましょう。



弟が入学した高校は割と野球の強い高校。「公立の星」なんていうキャッチフレーズをつけるくらいですね。
とは言え、高校生クイズ界における浦和高校ほどの強さではないですが、そこそこ結果を出す野球部というイメージです。



僕は大学に実家から(最初のうちは)通っていたのですが、朝は家を出るのが8時、夜は早くても21時くらいに帰るという生活を送っていました。
弟はというと、僕が朝起きたときには既に家にはいない、帰ったときにはリビングか自室で寝ている。そんな生活リズムだったようです。



私生活も結構干渉されるようで、ご飯の量や栄養バランスなんかもかなりの水準が求められ、母もそれを考えてご飯をつくっていたようです。
もちろん、体づくりのためにプロテインなんかも飲んでいるのですが、プロテインがマズイのか、ご飯を食べ過ぎたのか、練習がきつすぎるのかはわかりませんが、弟がトイレで吐いているような様子も伺えました。



弟は高校に入ってからもピッチャーをやっていたのですが、同じ代にライバルがいました。
そのライバルは2年の時からエースとしてマウンドに立ち、弟はベンチにも入れない、そんな状況でした。



なかなか家に帰らなくなり、弟と顔を合わせることもめっきりなくなって。しばらく弟の情報を得る機会も全くありませんでした。



弟が高3に上がり最後の大会を控えたころ、父から連絡がありました。父はなんだかんだで弟の追っかけで、仕事を休んで試合を見に行ったりもしていました。

「弟の引退試合があるから見にこないか」

聞くに、最後の大会で背番号をもらえない選手にとっての最後の練習試合。それが「引退試合」になるわけです。
本人はどうかはわかりませんが、家族は「背番号はもらえないだろう」と思っていて、それが引退試合になるだろうと勝手に決め付けていました。



とても行きたかったのですが、その日はちょうど塾の授業が重なり、行くことができなかったのです。
弟の高校野球人生は幕を閉じたんだ…そう思っていました。



すると数日後、また父から連絡がきたのです。

「弟が背番号をもらったぞ!」

ほう、それはとても良かった。すごいじゃないかと。努力している姿をずっとみてきた両親にとっては、さぞ嬉しかったのではないでしょうか。あまり関心をもたなかった自分でさえ嬉しかったですから。



そしてついに最後の大会を迎えるわけです。



(味をしめたので)明日、感動の最終回です。