目指せ甲子園
こんばんは。弟編、いよいよ最終回です。ネタが決まっているとそれはそれで面倒臭くなってしまう。
更に、どこまで書いたのかをあまり覚えていないので、やはりダラダラと続けるのではなく、短くスパッと終わらせたほうが良いのかもしれません。
さて、背番号をもらい迎えた最後の大会。甲子園を夢見る、熱き高校球児の熱闘がそこにはあります。
1回戦、僕は行けなかったので携帯の速報で見ていました。先輩は相変わらずエースのS君。
しかし、この日は調子が悪かったのか、序盤に先制点を奪われ、その後もズルズルと失点を重ねていきます。
4回終了段階で0-3。少し危ういムードが弟のチームには漂ってきました。
更に相手の猛攻は続き、アウトカウントは忘れました(0or1)が、満塁のピンチでいよいよ公式戦初登板を迎えます。
兄からすれば、本当にヒヤヒヤものです。デビューがいきなり満塁から。
弟のメンタルの強さなんて知りませんが、普通の人間であればビクビクしますよね。なんなら僕の方がしてましたから。
しかし、そのピンチをなんとヒットを1本も許すことなくピシャリと抑えます。
なんということでしょう。これだけで家族としてはもう十分です。
すごくよくある表現をすると、これに勢いづいた弟のチームはこの後5点をとり、見事初戦突破を成し遂げました。
この試合が運良くメディアの目にとまったのか、朝日新聞の埼玉verに掲載されました。
僕は今でもその新聞の切り抜きを手帳に入れてあります。自慢していました。
↑ネットにもUPされてます!(笑)
2回戦は弟の出番は円陣の声がけのみ。コールド勝ちで危なげなく3回戦へ。
そして3回戦。相手は埼玉の強豪校です。結論から言うと、この年に甲子園に出場した学校でした。
この大会の何ヶ月か前、1-3と僅差で敗北した相手。「もしかしたらもしかする?」と思っていました。
しかし、結果は3-7で敗北。弟は出場しましたが、相手の4番にホームランを打たれました。
最終回、1アウト満塁まで追い詰め、エースをノックダウンさせたのですが、最後はダブルプレーで試合終了。高木家の夏は終了しました。
試合後の球場の外。そのときのチームでの最後のミーティングの様子を外から保護者の方々と見ていました。
普段めったに感情を外に出さない弟が大泣きしながら崩れ落ちている姿を見ました。
そりゃそうなるよなぁ、あんだけ大変な練習をずっと重ね続けて、最後はこんなに呆気なく終わってしまうのだから。
監督の言葉もまた感動的なものです。一言「このチームで野球ができて本当に良かった、ありがとう。」その言葉に感動しました。身内とはいえ、人のことなのに。
僕が弟含め高校球児を見て思ったことは、とにかくカッコイイな、ということ。
それは野球が上手いから、スポットがあたるから…そういうことではなくて、考えられない程の努力が、目には見えないけども感じ取れるからなのでしょうか…。
センスだったりとか、先天的なものももちろんあるかもしれません。
ただ、何事も、それがスポーツでさえも、やはり努力が大事なのだと。
「正しい方向性をもち、正しい努力をする」
僕の恩師の言葉です。目標と努力のベクトルの内積を最大にすることを心がける。
それはこの先どんなことにでもきっと必要なことなんだと思います。
大長編も、これにてようやく完結。もうそろそろ身内ネタは飽きたので、明日からまた話題探しの毎日です。
なにかあれば、ぜひコメントにて。宜しくお願いします。