3日チンパンジー

3日坊主ならぬ、3日チンパンジーのブログです。また何日か後には一切更新されなくなるかもしれませんが、それもまたご愛嬌…。

感動巨編その1




こんばんは。早くもネタ切れでございます。
今日は犬に触れ合った方が多いようなので、犬について書きましょう。



高木家に初めて犬がやってきたのは小学5年?くらいの頃。
いとこの家が引っ越すにあたり、犬が飼えなくなってしまったのが始まりです。
シーズーで名前は「キューピー」でした。友達には「マヨネーズ」と呼ばれていました。



キューピーは本当にお利口で、手がかからない可愛い奴でした。
排泄はトイレでちゃんとやるし、家に誰もいないときはどこかでゆっくり寝ていたよう。
誰かが帰ってくると、待ちわびていたかのように、玄関まで迎えに来てくれます。



そんなキューピーは、自分の高校合格を見届けて、亡くなってしまいました。
天命を全うし、最後まで高木家の全員から愛されていました。
あんなにお利口で、手のかからない可愛い奴は…多分今後出会わないんだと思います。



キューピーがいなくなってから、高木家からは元気がなくなってしまいました。
やはりその穴は大きいものだったのです。そして、人間はやはり利己的な生き物。
その穴を代用してくれるものを求めてしまうのが人間です。



気づけば、我々はペットショップにきておりました。
妹、弟、父親はシーズーを見て「可愛い!この子にしよう!」なんて言ってるのですが、僕はその隣の今はもうよく覚えていないワンチャンが良かったのです。



そこで便利なのはやはりジャンケンです。これはもう誰も逆らえない。神のみぞ知る世界。
ここは普段引き弱の直人少年も、妹の運をはるかに超越し、圧倒的勝利を収めます。



…しかし、ここで僕以外の家族は引き下がりませんでした。
どうしてもキューピーのことが諦めきれなかったようです。諦めの悪い奴らです。
それを見た僕は、渋々その意見を受け入れ、取引を持ちかけました。



「わかった、わかったよ。じゃあ、そのシーズーで良いから、命名権を俺にくれ。それで良いだろう。」



馬鹿な妹(首謀)は即OK。まんまと少年は犬の命名権という必ず争いがおこる元凶を手中に収めることができました。
勘の良い人は、それこそジャンケンで良いだろうと思うと思いますが、それよりも頭の中はみんなシーズーになっていたのです。



僕は「キューピー」のことを忘れたくないという思いから、少しでもその要素を取り入れたいと思っていました。



そして悩みに悩んだ挙句、血迷った直人少年はそのシーズーの赤ちゃんに「ピー助」と名付けました。



鳥と言う名の犬の誕生です。